ごあいさつ

ごあいさつ

代表世話人 五味秀穂
日本産業衛生学会理事
一般財団法人 航空医学研究センター 専務理事・所長

 

平成26年6月、日本産業衛生学会第31番目の研究会として、「海外勤務健康管理研究会」が設立されました。その目的は―海外勤務者とその家族の健康管理に関わる問題を幅広く産業医学の視点から研究し、得られる成果を海外勤務者ならびにその派遣企業に還元する方法を開発する―というものです。
経済のグローバル化の著しい進展と共に、海外で勤務し活躍する邦人の数は近年増々増加をたどり、130万人近くになっております。海外で勤務される方々は自然環境、社会環境の異なる世界で、益々重くなる責任を背負いながら活躍され、たくさんのストレスに暴露されています。
海外勤務者がこのような多くのストレスを乗り越え、心身の健康を維持しつつ実績を重ねて頂くためには、企業は健康配慮義務を果たし、産業保健スタッフは人事・労務と連携をとりつつ海外勤務者を心身両面からサポートすることが一層求められることとなりました。
当研究会は @海外勤務者並びにその家族の健康保持増進、A企業の海外勤務者及びその家族に対する産業保健活動の支援、B産業医を始め産業保健スタッフの研修会活動の充実、C海外における保健衛生事情の情報交換 などを目的としています。日本産業衛生学会会員諸氏による活発な意見交換や報告の場を設けて海外勤務に伴う諸問題を深堀りし、それを学会の研究成果として発信して企業や社会に還元することを企図致しました。

多くの方のご参加をお待ちしております。

 

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